こんにちは、地合いヤーKOLです。
松井証券のネットストック・ハイスピードをダウンロードしてみたが、使い方が分からずお悩みではないでしょうか?
そんな方の為に、便利な機能と使い方を分かりやすく解説していきます。
- ネットストック・ハイスピードってどんなものか知りたい!
- どの機能が優れているのか教えてほしい!
- 基本的な使い方を教えてほしい!
便利な機能を4秒で説明すると
地合いヤーKOL
2秒:32種類ものテクニカル指標を使える
3秒:逆転機能で買い目線に変えることができる
4秒:日足・週足・月足は最大約18年分表示できる
最後まで見てもらえれば、国内証券会社の中では最も優れたチャートツールということが分かると思います。
では、説明していきます。
もくじ
ネットストック・ハイスピードとは
ネットストック・ハイスピードとは、国内証券会社である松井証券の専用トレーディングツールです。口座さえ開設していれば無料で使うことができるものです。
同じ仕様のツールでは、クリック証券のスーパーはっちゅう君もありますが、マイナーである名証・福証・札証のチャートは表示できませんし注文もできません。
ネットストック・ハイスピードでは、全ての銘柄を短時間でチャートをチェックでき、とても便利なツールなので毎日使っています。
チャートを表示できるのは、東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダック、名証、福証、札証の個別銘柄と、日経先物とオプション、マザーズ先物、NYダウ先物、マザーズ指数、ジャスダック指数、2部指数などです。
過去最大どのくらいの期間表示できるのか
ローソク足の最大本数は12000本指定でき、1分~2時間足は約1ヵ月間、日足・週足・月足は最大約18年分表示できます。
分足はもう少し長い期間を見たいところですが、日足・週足・月足の18年分は十分だと思います。
ランキングの種類
株式ランキングの種類は、
僕がいつも使っているのは、株式S高/S安とデイトレ適性(寄り前気配)です。特にデイトレ適性(寄り前気配)はここにしかない機能です。
ネットストック・ハイスピードのダウンロード方法
ネットストック・ハイスピードをまだダウンロードしていない方は、下記の手順通りに進めてください。ダウンロード方法はパソコン用です。
動作環境チェック
ブラウザ:8.1(Internet Explorer11)10(Internet Explorer11、Microsoft Edge)
CPU:1.6GHz相当以上
メインメモリ:1GB以上
ハードディスク空き容量:50MB以上
ディスプレイ:1024×768ピクセル以上(推奨:1280×1024ピクセル)
現在どのOSとブラウザを使っているか分からない方は、こちらから現在の環境を確認できます。
※Macのパソコンは使うことができません。どうしても使いたい方は、Parallelsを試してみてください。ただし、使えるかは確かめていないので分かりません。
ダウンロード手順
① 松井証券サイトからログインし、TOP左メニューにある「ネットストック・ハイスピード」をクリックします。
②「▼専用ソフトのインストール」からダウンロードします。この時、「デスクトップにショートカットを作成する」にチェックを入れてください。
これをやらないと、松井証券サイト上で毎回起動しないといけなくなってしまいます。
③ このように、ショートカットアイコンが出たらすぐにログインができます。
④ 起動方法は、アイコンをクリックしログイン画面が表示されたら、会員IDと会員パスワードを記入して、ログインボタンをクリックするだけです。
※パスワードは間違えないように注意してください。パスワードを連続して10回間違えると、口座がロックされ使えなくなってしまいます。
ダウンロードが終わったらチャートを設定していきましょう。
ネットストック・ハイスピードのチャート設定
銘柄チャートは、TOPメニューのチャート⇒チャート分析⇒株式チャートから。
初期は上記のようなローソク足のみになります。ここから見やすい設定に変えていきましょう。
設定を変更する方法は、チャート上で右クリックし「チャート環境設定」と「チャートタイプ設定」を選びます。これらから見やすく設定できます。
左下の「軸表示」では、左右の価格と下の日時の表示・非表示を選べ、右側の余白も設定できます。ご自身が見やすいように設定してください。
ちなみに僕は、左側のY軸を外して右側の余白を10に設定しています。背景や線色は初期設定のままです。気に入らないなら好きな色に変えてください。
試しに背景を黒にしてみました。ブルーが好きとかピンクが好きとかあると思うので、モチベーションが上がる色に変えるのもありかと。
右側の設定では、「リアルデータ受信時の最後のローソクに画面移動」にのみチェックを入れています。
この機能は、場中(9時~15時)に株価が動くたび最新のローソク足に自動移動するものなので、場中に過去チャートで検証したい時は外してください。
次のグリットでは、横・縦ともチェックを入れています。節目などを見やすくするために入れています。
左右の株価が省略表示されている方は、Y軸設定からY軸広さで調整してください。10くらいで表示されると思います。
設定画面
ネットストック・ハイスピードには『仮想画面』というのがあり、最大4画面まで表示できます。全4つの画面でどんな設定にしているかすべて公開します。
ただし、詳細なテクニカル指標の設定値は公開しておりません。
仮想画面は左上の数字で切り替えができます。
では、仮想画面1からご覧ください。
仮想画面1
仮想画面1では、4つのチャート画面と株価ボートを表示させています。設定しているテクニカル指標は、オリジナルの組み合わせになります。
すべて「連動」に設定しているので、コードを記入すると4つのチャートが一斉に切り替わります。これにより、短時間でチャート分析が可能です。
時間足は日足、週足、月足の3つ。左下だけは、日足と週足を見るので手動で切り替えています。
慣れていない人から見ればごちゃごちゃしているかもしれませんが、慣れてくると今後どのように動きやすいのかを、一目で判断できる組み合わせになっています。
仮想画面2
仮想画面2では、先物の日経225とダウを表示させています。(つなぎ足)
時間足は、上は日足で下は週足を表示させています。月足も見ますが、3つ同時に表示させると見にくいので、週足から手動で切り替えています。
先物だと他には、マザーズも表示可能です。ただ、2016年7月からしか見れないので、いつもは指数のほうを見ています。マザーズ指数と先物の差はありません。
仮想画面3
仮想画面3では、マザーズ・ジャスダック・2部指数を1画面ずつ表示させています。
日足・週足・月足をすべて見ますが、3画面だと見にくいので、1画面にして手動で切り替えています。
日経は見ても指数を見ない人はかなり多いですが、指数も重要ですよ。
指数を見ていなかないと、地合い悪化で大損を繰り返す結果となります。日経の地合い悪化は大した影響はなくても、マザーズ・ジャスダック・2部指数が下落すると影響大です。
仮想画面4
仮想画面4では、先物日経・ダウと個別銘柄の1画面を表示させています。
仮想画面1や2では小さく判断しにくいときは、1画面で見ています。週足・月足の切り替えは手動です。
この画面では、日足・週足・月足以外に、1分足・5分足・60分足も見ています。
まとめ
この設定は僕が使いやすいようにしたものなので、真似をする必要はありません。使いながら変えていけば良いと思います。
ネットストック・ハイスピードの便利機能
ネットストック・ハイスピードの便利機能をご紹介します。他にも機能はたくさんありますが、ここでは紹介しきれませんので、自身で確かめてみてください。
32種類もある便利なテクニカル指標
2020年5月2日現在、全部で32種類あります。
僕が使っているのは、「オートマチックトレンドライン」「ハイ・ローチャンネル」「移動平均」「一目均衡表」「一目均衡表」「ボリンジャーバンド」の6つです。
各テクニカル指標は、下メニューにある「左矢印ボタン」クリックで表示できます。
▼メインウィンドウとサブウィンドウの詳細は、下記の記事からご覧ください。

逆転機能で買い目線に切り替えできる
右下にあるRボタンの逆転機能を使えば、売り目線のチャートでも買い目線のチャートに切り替えができます。ただし、ローソク足の色は変わりません。
ローソク足の色を変更させるには、チャート上で右クリックし「チャートタイプ設定」を選びます。
色の設定があるので、陽線をブルーに陰線をレッドに変更してください。そうすれば、逆転させたときに陽線がレッド陰線がブルーになります。
これらを毎回設定するのは面倒ですので保存しましょう。保存方法は、チャート上で右クリックし「現在チャート保存」で保存しておけばすぐに設定できます。
新たなチャートで表示させたい場合は、チャート上で右クリックし「現在チャート呼出」から先ほど保存したものを選びます。
複数チャートを一度に切り替えできる
チャート判断では複数時間足をチェックする必要ありますが、毎回切り替えていたら面倒ですし時間がかかってしまいます。そこで「連動機能」を使います。
上メニューの「連」ボタンをクリックすると緑に変わります。
連動したいチャートは全て同じように「連」ボタンを緑に変えてください。これで連動されたことになり、複数のチャートを一度に切り替えできます。
ただし、先物はできますがマザーズやジャスダックなどの指数チャートは連動できません。
始値・高値・安値・終値・出来高を一目でチェックできる
下メニューの「D」ボタンをクリックするとデータウィンドウが出てきます。
マウスをローソク足に合わせると、その時の始値・高値・安値・終値・出来高が分かります。過去検証するときは必ず使うものです。
ネットストック・ハイスピードの欠点
毎日のように使っている優れたツールでも、欠点はありますよ。対処方法も説明しているので参考にしてみてください。
メンテナスがめちゃくちゃ長い!
チャートの見やすさや機能は満足しています。でも欠点があります。
それは、週末(土・日)のメンテナスがめちゃくちゃ長いということ。毎週ではなく不定期なので余計に注意すべきでしょう!
他の証券会社のメンテナンスは午前中までとか長くはありませんが、松井証券のメンテナンスは丸1日。酷い時だと、土・日の2日間もメンテナンスで使えないこともあります。
そこで週末にメンテナンスで使えない時用に、同じ仕様のツールであるクリック証券のスーパーはっちゅう君を用意しています。
テクニカル指標など同じ設定にできます。ただし、名証、福証、札証の銘柄は表示できません。そこだけ我慢すれば、週末(土・日)に検証が行えます。
フル板が見れない!
ネットストック・ハイスピードには、欲しい機能がほとんど入っています。ただ一つ無いものがあります。それは、フル板が見れない。
スピード注文の板では、上下10まで表示可能です。これでも十分なんですけど、すべての板の状態を見たい時もよくあります。
松井証券では、フル板が見れる「フル板情報(BRiSK for 松井証券)」というものはありますが、信用取引の約定回数が10回以上じゃないと使えません。条件達したとしても、別ツールを起動させないといけないので面倒です。
では、フル板を見たいときはどうすべきか?
クリック証券のスーパーはっちゅう君なら見ることができます。詳しくは、スーパーはっちゅう君の便利機能と使い方からご覧ください。
別ツールを起動させないといけないのは変わりありませんが、クリック証券のスーパーはっちゅう君は条件なしで使うことができます。
まとめ:無料で使えるツールの中ではNO.1
松井証券のネットストック・ハイスピードは、無料で使えるツールの中ではNO.1でしょう!これが無いと、株のトレードはできないくらい必要なものです。
チャート判断に必要な機能は全て揃っているので、ぜひ使ってみてください。
僕が設定しているテクニカルの組み合わせは、【Step1】株のチャート設定と見方を分かりやすく解説で公開しています。
背景やローソク足の色も自由に変更できるので、見やすく使いやすいようにカスタマイズしてくださいね。
▼他に使っているおすすめツールは、下記の記事からご覧ください。
